活動報告

活動報告

心のこもった温かな看護の提供

看護研究指導後の発表会

 専門看護師(Certified Nurse Specialist)とは、複雑で解決困難な看護問題を持つ個人、家族及び集団に対して水準の高い看護ケアを効率よく提供するため、特定の専門看護分野の知識・技術を深めた者をいいます。専門看護分野において、「実践」「相談」「調整」「倫理調整」「教育」「研究」の6つの役割を果たします。

 慈雲堂病院には託児所や独身寮もあり、新卒の方から他の病院を定年退職された方まで、幅広い層の職員が働いています。いくつになっても、どんな人でも成長できると信じて、新人教育だけでなく、個々の職員に合った教育を実践しています。そして、看護師だけでなく、看護助手の教育にも力を入れています。いろいろな世代や生活背景の人に触れ、患者さまと職員、共に成長させてもらっています。

 精神医療の知識の浅かった私が、出産し子育てしながら、大学院での勉学に励むことができたのは、職場の協力がなければ成し得なかったことだと思います。現在は師長を兼務し活動していますが、今後は専門・認定看護師が増え、横断的な活動を推進したいと思っています。

 患者さまご家族さま、地域の皆さまに、心のこもった温かな、専門性と質の高い看護を提供できるよう、多職種と連携し取り組んでいます。

精神看護専門看護師 小山 明美

“長期入院”から「地域移行」への取り組み

長期入院”から「地域移行」への取り組み

 私は、平成23年に日本精神科看護協会の精神科認定看護師(退院調整)を取得しました。退院調整とは、精神科病院における長期入院患者様の退院、なかんずく「地域支援」の過程の中で、院内の各スタッフと地域の各種支援団体等がチームを組んで行っていく援助をいいます。

 退院までに多くの支援を必要としている長期入院患者の場合、特にご本人はもとより、患者家族の不安は計り知れないものがあります。それをひとつずつ、丁寧に解決していくことが、退院調整認定看護師の役割です。

退院後しばらく、その方が地域の中でその方らしい生活をしているとの話を聞くと認定看護師としてとても嬉しく、この仕事の大きなやりがいを感じます。

 これからは、長期入院患者の退院に限らず、入院後できるだけ早い時期から関わりをもち、入院期間の短縮を目指すことも大切な「地域移行」としての役割だと思っています。今後ますます地域の保健、医療、福祉との連携が求められていく中、さらにさらに患者とそのご家族を全力で支援する取り組みを行ってまいります。

精神科認定看護師(退院調整)
仲田 弘子